パパにやって欲しい育児No.1!寝かしつけの手順まとめ
お子さんと向き合っているパパさん、毎日お疲れ様です。
子育てに関する悩みは尽きないですが、「寝かしつけ」についてお悩みを抱えているご家庭はとても多いんです。
それもそのはず!“ママがパパに任せたい育児“で一番多いのが「寝かしつけ」だからです。実際、ママに「パパが寝かしつけしてくれたら助かるんだけどな…」と言われた経験がある方も多いはず。パパが寝かしつけをしてくれることで、その間にママが家事や通園準備などが出来たり、パパとの貴重な時間を親子で楽しんでほしいという願いが込められているのではないでしょうか。
今回は2児の母である保育士ママが寝かしつけの基本的な流れやポイントをまとめていきます。
このまとめ記事を読めば、
- 様々な寝かしつけ方法の幅が広がる
- 時間のないパパでも寝かしつけについて一通りの知識を得られる
- 寝かしつけ以外の生活習慣に関する悩みも一緒に解決できる
ぜひ読んでみてください。
まずは寝室環境整えよう

「え、寝かしつけの基本は寝室環境から?」と思われる方も多いかもしれませんね。寝かしつけは寝室づくりからすでに始まっています。
心地の良い寝室の環境を整えることで、入眠がスムーズになったり、夜泣きが減ったりすることに繋がります。早起きすぎて困っているお子さんにも、環境を整えることで朝までぐっすり眠ってくれるようになるかもしれません。
ポイントとしては、
- 寝室は真っ暗にする
- 遮光カーテンやシートを導入
- 心地の良い音楽を流す
- 温度湿度を快適に
- 安心アイテムを用意
詳細が気になる方はこちらの記事に詳しく書いてあるので是非チェックしてみてください。すぐに実践できることばかりですよ。

お風呂に入り十分に保湿をしよう
「寝かしつけにお風呂が関係しているの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、実は入浴と睡眠は深い関係にあります。皆さんお風呂にゆったりと浸かったあとに髪の毛を乾かし、テレビを見ながらしばらくするとウトウト眠気が…というご経験はありませんか?大人と同じで子どもも体が温まってから約1時間くらいかけて体温が下がってくるとちょうど眠りやすい体温になります。
そのため、就寝時間の約1時間前にお風呂に入るように調整するとお子さんも入眠しやすくなるかもしれません。普段シャワーで済ませるというご家庭もあるかと思いますが、寝つきにお悩みの方は試してみるといいですね。
お子さんとゆったりお風呂に入りながら今日の出来事の会話を楽しんだり、スキンシップを取ることで安心感を感じられたりすることもスムーズな入眠に繋がっていくでしょう。
そして、入浴後はたっぷりと保湿してあげましょう。皮膚の乾燥による痒みでなかなか寝付けなかったり、夜起きてしまうお子さんもいますので、保湿をすることも良質な睡眠に関係しているのです。特に、お子さんと過ごせる時間の少ないパパはぜひこの時間を大切に取り入れられたら良いですね!
最近では、リラックス効果のある保湿クリームなども赤ちゃん・お子さん向けに販売されているので試してみてもよいかもしれません。
授乳や水分補給をしよう
入浴後は喉が渇いていると思いますので、おっぱいやミルク、お水や麦茶など水分補給をしましょう。
赤ちゃんであれば、温かい湯舟につかりリラックスしたあとに大好きな大人に抱っこされて授乳することでより安心感を得られますね。特にパパにミルクをあげてもらうことで赤ちゃんもパパへの信頼感がさらに増し、特別な時間になることでしょう。
卒乳後であれば、お水や麦茶などお子さんの夜のトイレ事情に合わせて量を調節して飲ませてあげてください。
授乳に関してポイントを付け足すと、ここでそのまま寝落ちさせないように注意してください。赤ちゃんの中で「授乳=入眠儀式」になってしまうと、入眠時におっぱいや哺乳瓶が無いと眠れなくなってしまうことが多いです。
歯磨きをしよう

続いて、お子さんの月齢に合わせて歯磨きを行いましょう。
水分補給後に歯磨きをすることで、虫歯予防になったり、お茶などの着色予防になったりします。水分補給と歯磨きの流れは前後しやすいですが、できればこの流れの方がおすすめです。
歯磨きに関しても、「歯磨きを嫌がる」「パパだと嫌がってしまう」「泣いて上手く歯磨きできない」などのお悩みも多いかと思います。
「お風呂に入って水分補給したら歯磨きしようね!」と伝えながらルーティン化することでお子さんも先の見通しが立ちスムーズに歯を磨いてくれるようになるかもしれません。
今後、歯磨きのお悩みに関しても、実践しやすいおすすめの言葉掛けや工夫についての記事も書いていけたらと思います。
オムツのチェック・トイレを促そう
さあ、いよいよ寝室に行く前にもう一度オムツのチェック、トイレへの促しを行いましょう。
お子さんによってはほんの少しオムツにおしっこが出ているだけで不快に思ってなかなか寝付けなかったり、泣いてしまったりすることもあります。夜間着用するので衛生的にも気になりますね。
トイレトレーニング中のお子さんも、「パパと一緒にねんねのお部屋に行く前に一回トイレで座ってみようね!」など日々声を掛けることで習慣化しやすくなります。
保育園でも「トイレ・オムツ交換」と「お昼寝」はワンセットです。お子さんは先の見通しが立つと安心したり、気持ちを切り替えやすくなったりします。
絵本を読もう

お風呂から一通りの生活習慣のルーティンが終わったら、いよいよ寝室へ。
最初に記述した内容の整えた寝室でゆったりとした雰囲気の中、絵本の読み聞かせを行いましょう。きっと「寝かしつけ=絵本」というイメージをお持ちですよね。
実際に寝る前に絵本を読むことでこのような効果をもたらします。
- 親子のコミュニケーションを深められ安心感を得る
- お子さん自身も絵本を見たら寝るという分かりやすい見通しになる
- 寝る前に得た情報は睡眠中に定着しやすいため、語彙力・想像力・表現力が育つ
- 大好きなパパの声で癒しを得る
0歳の赤ちゃん時期でも絵本の読み聞かせは癒しやリラックス効果をもたらすのでぜひ月齢に合わせて読んでみてくださいね。
しかし、毎日絵本を読むということに大変さを感じることもありますよね。
私も保育士であり母なのにも関わらず「もう今日は疲れて絵本すら読む気になれない…」という日もあります。
そんな日には、「大好きだよ」「生まれてきてくれてありがとう」「〇〇ちゃんのおかげで今日も幸せだったよ」など愛の言葉を掛けてみてください。大好きなパパからのその一言は、お子さんに大きな安心感を与えられる魔法の言葉です。お仕事に育児、家事を日々頑張るパパも無理は禁物ですよ!
電気を消してトントンしてみよう
寝室の明かりを消したらいよいよ寝る時間。
お子さんによって触れられると眠りやいところや、心地のよいリズムなど違いますので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。
保育士として数多くのお子さんの寝かしつけに携わる中で得たおすすめの寝かしつけ方法はこちらです。
- 背中や胸、おなかを優しくトントンする(強弱やリズムはお子さんの好みによって変えましょう)
- 足をさすってあげる(だんだん眠くなって足があたたかくなってきます)
- 手を握ってあげる
- おでこや眉をなでる(左右に動かしたり、くるくる円を描いてみたり)
- 腕枕をしてあげる
- 髪の毛を優しく撫でる
ちなみに我が子たちはトントンやなでると気になってしまうタイプのようでトントンはせず、「腕枕」をすると体が密着して安心するのかコロンと寝てしまいます。様々なタイプがいるのも面白いですよね。
月齢・年齢別ルーティンも押さえておこう
ここまで寝かしつけの流れをまてめてきましたが、月齢・年齢によって寝かしつけのコツやルーティンの項目も違ってきます。
一日のほとんどを寝て過ごす新生児から、一緒にお風呂に入れるようになり、歯が生えて歯磨きが始まり、トイレに座るようになり…。
日々成長しているお子さんのその時期の特徴を踏まえた上で、この子には今どんな寝かしつけの流れがよいのだろうかを考えることが重要です。
お子さんの今の時期に合わせた寝かしつけルーティンを踏まえておきたい方は、こちら記事を読んでみてください。

まとめ

以上がスムーズな寝かしつけの流れのまとめです。
お子さんにとって睡眠は大切であると分かっているからこそ、深く悩んでしまいますよね。
- 寝室環境を整える
- お風呂に入る
- 水分補給
- 排せつチェック
- 絵本の読み聞かせ
- 心地の良いトントン
寝かしつけは絵本やトントンだけではなく、寝室環境を整えたり、お風呂に入るタイミングから始まっています。さらに言えば日中の活動量や起床時間、午睡時間などすべてが影響しているとも言えますね。日常のパパとお子さんとの関わりを増やすことで「パパだと泣いてしまう」というお悩みの解決に繋がるかもしれません。
寝かしつけのお悩みを減らすということは、様々な生活習慣の悩みの解決にも繋がっていきますので、ぜひいろいろ試してみてください。
パパが熱心に育児の悩みを解決しようと模索する姿は、ママ目線から見るととても頼もしく、ともに子育てを頑張っている!と思えるのです。普段の何気ない会話の中で、「最近〇〇が大変だよね。解決策調べてみたんだけど…」とぜひママに共有してみてください。夫婦で協力してお互いに思いやりを持って子育てしていけると良いですね。
- 寝る前におすすめのスキンシップ法
- 眠くなる魔法の絵本おすすめ
- 歯磨きが好きになる言葉掛け
- お風呂嫌いから好きになる方法
など今後記事も書いていけたらと思いますので、ぜひチェックしてみてください。