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【パパも簡単】ブレンダーではじめての10倍粥!調理から食べさせ方まで

AKKA

赤ちゃんが生まれて約半年、新米パパも育児に慣れてくる頃でしょう。ところが、「そろそろ余裕が出てきたかな?」と思った矢先に、新たな壁が…そう、離乳食です!「料理はちょっと自信がない…」と感じているパパも大丈夫!炊飯器とブレンダーさえあれば、10倍粥は簡単に作れます。完全母乳なら授乳はママに任せるしかありませんが、離乳食作りはパパの出番!本記事では、2児を育てるママがこれまでの経験から、最も簡単な10倍粥の作り方を紹介します。ぜひ挑戦してみてくださいね!

離乳食開始のサイン

離乳食は、生後5か月~6か月ころに開始するのがベストタイミングです。

離乳食開始に適した赤ちゃんのサインは以下の通りです。

  • 首がしっかりと座っている
  • 唇にスプーンを当てても舌で押し返したり嫌がったりしない
  • 日中の授乳のリズムがある程度一定になる
  • 短時間ならおすわりができる
  • 大人が食べている様子に興味を示す
  • 唾液の量が増える

お子さんはいくつ当てはまりましたか?いくつか該当すれば、赤ちゃんの準備は万全!いよいよ離乳食スタートです♪

※アレルギーが出てしまった場合を想定して、初めての食材は小児科の診療時間内に試しましょう。

用意するものはこれだけ!

10倍粥を作るのに、用意するものはこちらです。

お米(30g)

炊飯器

ブレンダー

「ブレンダーは持っていない…」というパパもいるかもしれませんね。でも、これがあるのとないのとでは、調理の手間が天と地の差です。スムーズに進めるためにも、ぜひ準備しておきましょう。

ちなみに我が家は、テスコムのハンドブレンダーを使っています。離乳食の他にも、ポタージュスープやスムージーを作るのにも使えて便利です。またアタッチメントを変えればハンドミキサーとしても使用できるので、お菓子作りにも活躍しています。1本あれば何かと重宝するので、パパのキッチンアイテムにもおススメですよ。

10倍粥の作り方【ブレンダーで時短】

では、材料と道具の準備ができたら、早速調理していきましょう。

1 お米を研ぐ

30gのお米を研ぎます。量が少ないので、写真のようにザルを使うと便利ですよ。

2 30分浸水

お米の10倍の量(300ml)の水を加え、炊飯器の内釜で30分浸水させます。

3 炊飯器の「おかゆモード」で炊く

炊飯器のメニューの「おかゆモード」を選択し、炊飯します。

4 蒸らす

炊き上がったら、そのまま10分間蒸らします。

5 ブレンダーでポタージュ状に

ここでブレンダーの出番!炊き上がったおかゆをブレンダーで撹拌し、なめらかなペースト状にします。

炊飯器の内釜のままブレンダーを使うのもOKですが、ブレンダー付属のカップを使うと、お粥が飛び散りにくいのでおすすめです。

スプーンですくってポタポタと落ちるくらいなめらかになったら、小さなお皿に小さじ1杯(5g)盛り付けましょう!

余ったおかゆは冷凍しよう

初日、赤ちゃんが食べるのは最初は小さじ1杯(5g)程度。残りは小分けにして冷凍しておくと便利です。

おすすめの冷凍方法

私が一人目の時から愛用しているのは、リッチェルの「わけわけフリージングブロックトレー」です。アカチャンホンポや西松屋、ドラッグストアでも購入できます。

「わけわけフリージングブロックトレー」。こちらは15mⅼずつ分けられるタイプです。

冷凍の手順

  1. 小さじ1〜3杯程度をトレーに分ける(小さじ1、5g)。下にスケール(はかり)を置いて分けると、5gずつ分けやすいです。
  2. すべて分けたらフタをして冷凍庫へ。
5gずつ分けるとこんな感じです。

注意

  • 作った日付をメモしておくと管理が楽です。
  • 冷凍した10倍粥は1週間以内に使い切りましょう。

解凍の仕方

食べさせる前に、必要な分を電子レンジで解凍しましょう。

  1. 耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかける
  2. 600Wで20秒加熱
  3. まだ解凍しきれていなければ10秒ずつ追加で様子を見る

とろみが足りないときは?
解凍すると水分が飛ぶことがあるので、少量の水を加えて調整しましょう。

食べさせ方

完成したら早速赤ちゃんに食べさせていきましょう。

食べさせる準備

用意するものはこの4つです。

  • お皿
  • スプーン
  • 手口拭き(おしり拭きでもOK)
  • スタイ(よだれかけ)

我が家は、一人目から100円ショップのこのお皿を使っています。

スタイ(よだれかけ)は、食洗器でも洗えるシリコンスタイがおすすめです。我が家は、写真のメイクマイデイのシリコンビブを使っています。

ただ、はじめてシリコンスタイを付けると、気になってスタイで遊び始めることも…。その場合は、後で洗濯する覚悟で普通の布のスタイでも良いと思います。

初めのうちは平たいスプーンがおすすめ

深さがあったり横に広かったりするスプーンだと、赤ちゃんがおかゆを上手に口に含むことができません。我が家は一人目のとき友人からお祝いでもらったオシャレなスプーンを使っていましたがうまく口に含むことができず困っていました。

ピジョンの「フィーデングスプーン」。先が平たくなっています。

その後、ドラッグストアでピジョンの「フィーデングスプーン」を購入し試してみたところ、赤ちゃんが打って変わって上手に離乳食を口に含むことができました。離乳食に慣れてくると大きめのスプーンでもOKですが、初期はこのスプーンがとても使いやすいのでおすすめです。

食べさせ方の基本

食べさせる際は、パパやママの抱っこ、もしくはハイ・ローチェアかバンボ等に座らせましょう。

ハイ・ローチェア。背もたれの角度が変えられます。
バンボ。

いただきます!

  1. スプーンを赤ちゃんの唇にそっと近づける
  2. 口を開けたら、スプーンをやさしく入れる
  3. 口を閉じたら、スプーンをゆっくり引き出す

この繰り返しです。

初めのうちは口からお粥がだらだらと漏れてしまうでしょうが、食感や味に慣れることが大切なのであまり気にせず、赤ちゃんと食事を楽しみましょう。

食事が終わったら、母乳やミルクで栄養補給をしましょう。この時期は、栄養のほとんどを母乳・ミルクで補っているので、あまり食べられなくても焦ることはありません。

初めの1週間は10倍粥のみ

初めの1週間は、1日1回の10倍粥で味や食感、食材をゴックンと飲み込むことなどに慣れることが目標です。

目安としては、

  • 初日→小さじ1
  • 2日目→小さじ1
  • 3日目→小さじ1~2
  • 4日目→小さじ1~2
  • 5日目→小さじ2~3
  • 6日目→小さじ2~3
  • 7日目→小さじ2~3

となっていますが、目安の量はあまり気にし過ぎずに、ゆったりとした気持ちで進めましょう。一週間、10倍粥を食べたら次は野菜に挑戦です。

パパが笑顔で食事を楽しもう!

慣れない初めのうちは、赤ちゃんの口から流れ出てしまったり、「ブーッ」と吐き出してしまうこともあります。「せっかく作ったのに…。」とぼやきたくなってしまいますが、初めからうまくいかないのは当たり前。細かいことは気にせずに、笑顔で食事を楽しむことが、食育の第一歩です。

特にこの時期は、夜泣きが始まってママが疲れ果てていることも…。完全母乳で育てている場合、授乳はパパにはできませんが、離乳食こそパパの活躍のチャンス!

赤ちゃんにたくさん笑顔で、
「おいしいね!」
「楽しいね!」
と声をかけながら、一緒に離乳食の時間を楽しんでみてください。

パパの笑顔と声かけが、赤ちゃんにとって「食べるって楽しい!」と感じる大切なきっかけになりますよ!

まとめ

離乳食は赤ちゃんにとって、「食べることの第一歩」。そしてパパにとっては、育児にさらに関わるチャンスです!

10倍粥なら炊飯器とブレンダーで簡単に作れますし、赤ちゃんのペースに合わせてゆっくり進めていけばOKです。

「パパが作ったごはん、おいしいね!」
「楽しいね!」

そんな声かけと笑顔が、赤ちゃんの「食べる楽しさ」につながります。離乳食の時間を通じて、親子のコミュニケーションを深めていきましょう。

まずは気軽に、10倍粥作りから始めてみてくださいね。

ABOUT ME
AKKA
AKKA
Webライター
10年以上小学校教諭として勤務したのち、Webライターに転身した2児のママ。5歳と0歳の女の子を育てています。 これまで多くの子どもたちと関わってきた経験や、自身の子育てのリアルな体験を活かし、初心者パパの育児を全力で応援! 初めての育児は失敗の連続。でも、失敗も楽しむくらいの気持ちで、一緒に子育てをエンジョイしましょう!
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