洗濯洗剤と柔軟剤の違いや使い方を解説!初心者あるあるの疑問もスッキリ解消♪

家事を始めたばかりのパパにとって、洗濯は意外とわからないことだらけ。特に悩むのが”洗剤”や”柔軟剤”ではないでしょうか。

- 洗剤ってどれくらい入れるの?
- 柔軟剤って必要?
- そもそも、どこに入れるの…?
ただ洗剤を入れるだけのようですが、間違えると衣類が痛んだり、肌荒れしたり、洗濯機の故障に繋がったりするので注意が必要です。
そんな悩めるパパのために、この記事では洗濯洗剤と柔軟剤の『種類』『量』『入れ方』を、初めての人にもわかりやすいよう画像付きで解説します。
我が家の家事初心者パパから出た疑問を中心にまとめているので、きっとお役に立てるはず。
洗濯をする前にぜひご一読ください。
【洗濯の仕方】基本マニュアルは、こちらからご覧ください。
洗濯洗剤/柔軟剤の『種類』
洗剤、柔軟剤にはいろんな形状や銘柄があり、どれをどのように使うのか悩みますよね。
まず、洗濯に入れる洗濯洗剤・柔軟剤の『種類』を紹介しますね。
洗濯洗剤の種類
衣類の汚れを落とす洗濯洗剤には、以下のような種類があります。
液体洗剤
液体洗剤は一番多くの家庭で使われている洗剤です。水に溶けやすく、すすぎ残りが少ないのが特徴。部分洗いにも使いやすくて便利です。
液体のためかさばる&重たいのが難点ですが、濃縮タイプなどコンパクトな商品も多く流通しています。

粉末洗剤
洗浄力の強さが魅力の粉末洗剤。漂白成分を含む商品も多く、白物により効果を発揮します。液体に比べるとコスパが良い場合が多いのもメリットです。
粉末は溶け残りの可能性があるため、水が冷たい冬場などは注意が必要です。

ジェルボール
ジェルボールは洗濯槽にそのまま1個入れるだけで計量する必要がない便利なタイプ。簡単なうえに洗浄力が高いことが魅力です。
ただし計量ができないぶん、やや割高になってしまいます。また高温(35℃以上)の環境だと溶けだす可能性があること、子供が誤飲する事故が多いことは注意しておく必要があります。

おしゃれ着用洗剤
デリケート素材(ウール・シルクなど)の衣類専用の液体洗剤です。繊維にやさしい成分構成で、色落ちや縮みを防ぐ効果があります。手洗いや洗濯機のドライコースなどで活用します。
やさしいぶん通常の洗剤より洗浄力は劣ります。
肌に優しい&赤ちゃん用洗剤
無香料・無着色など添加物が少なく、肌に優しい低刺激のタイプです。洗剤残りを防ぐようすすぎやすいようにも設計されていて、新生児の洗濯にも安心して使えます。液体の商品が多いです。
他洗剤に比べて洗浄力は劣ります。
部分洗い用洗剤
襟・袖・食べこぼし・血液・泥汚れなど、汚れが気になる部分にピンポイントで使えるように工夫された洗剤です。通常通り洗濯する前に、衣類に直接添付します。
以下のような様々な形状があります。
・スプレータイプ
・固形石けんタイプ
・スポイト・ノズルタイプ
洗浄力が強い分、繊維を痛めたり色落ちしたりする可能性もあるので、事前に見えないところで確認しておくことをおすすめします。

漂白剤は?洗剤の一種じゃないの?

漂白剤と洗濯洗剤は別物よ。
洗濯洗剤は、衣類についた汚れを洗い流す役割。
漂白剤は、洗剤では落としきれない染みついた汚れや色素をを分解・脱色する役割。
併用して使うものなの。
柔軟剤の種類
柔軟剤の機能は意外と知らない人が多いですよね。
柔軟剤は洗剤とは全く別のものです。柔軟剤は、最後のすすぎの段階で繊維に浸透させ、衣類に以下のような効果を持たせます。
柔軟剤の目的
- 衣類を柔らかくする
- 静電気を防止する
- 良い香りを与える
- 乾きやすくする
- シワを軽減する
柔軟剤は必ず利用する必要はありませんが、現在では8割近い家庭で活用されているようですよ。
柔軟剤には以下のような種類があります。
液体柔軟剤
現在市場に出回っている柔軟剤のほとんどは、液体タイプです。

シートタイプ柔軟剤
旅行やコインランドリーの利用に合わせ、シートタイプも販売があります。
肌に優しい&赤ちゃん用柔軟剤
添加物を最小限に抑えた低刺激のタイプです。新生児の衣類にも利用できるものが多いです。
柔軟剤は衣類に残ることが前提なので、赤ちゃんの衣類に柔軟剤を使う場合は必ず専用を選びましょう。
最近では柔軟剤を洗濯洗剤に配合している商品も出ています。

最近CMでビーズタイプもよく見かけるよ?

ビーズタイプの商品を柔軟剤だと思っている人も多いけど、柔軟剤とは別物だよ。
ビーズタイプの効果は香りをつけるだけなの。
洗濯洗剤/柔軟剤の『量』
洗剤や柔軟剤の種類を確認したら、次は”洗剤の量”です。
実は“洗剤の量”は多くの人が悩むことです。特にドラム式は難しく、必要量の確認方法は知っておかなければなりません。

毎回測るのは面倒だよ。
だいたいでいいんじゃない?

量が少ないと、きちんと汚れが落ちないわ。
反対に量が多いと、洗浄力が強すぎて繊維が傷んだり、余分な成分が蓄積して洗濯機が故障したりする可能性があるの。
面倒でも、洗剤や柔軟剤の量はきちんと守ってね!
縦型洗濯機の場合

縦型洗濯機の洗剤量・柔軟剤量は水量によって決まっています。
洗濯機に表示される水量に合わせて、洗剤のボトルに記載されている必要量「水〇ℓに対し〇ml」を測って入れてください。

水量は、洗濯機が洗濯物量を計測して自動で算出して表示してくれます。スタートボタンを押した後に水量が表示されるタイプの洗濯機もあるので、その場合はスタート後に一時停止して、洗剤を入れましょう。
ドラム式洗濯機の場合

ドラム式洗濯機の洗剤量・柔軟剤量は、洗濯する衣類の重さによって決まります。
ほとんどの洗濯機は洗濯物の重量を計測し、操作パネルに「洗剤〇杯」と必要な洗剤量を表示してくれます。
▼洗剤ボトルに「1杯量」記載アリの場合
洗剤のボトルに「1杯量」が記載されていれば、1杯量を参考に計測して入れましょう。


▼洗剤ボトルに「1杯量」記載ナシの場合
残念なことに、「衣類〇kgに対し〇ml」などと書かれており、「1杯量」の記載がない洗剤ボトルもあります。
その場合は、面倒ですが利用する洗剤メーカーのサイトなどから、その洗剤の「1杯量」を確認しましょう。

自動投入機能の場合
最近の洗濯機は、洗剤自動投入機能がついているタイプも多く流通しています。
洗剤自動投入機能があれば、洗濯機が衣類の重さを計測して必要な量の洗剤・柔軟剤を自動で投入してくれます。洗剤をまとめて入れておけば、毎回洗剤を入れる必要はありません。

ただし、使い始めは利用する洗剤の情報(1杯量)を登録する必要があります。

洗剤を変えるときは、設定のやり直しが必要だよ。覚えておいてね!
洗濯洗剤/柔軟剤の『入れ方』
洗濯洗剤・柔軟剤の量がわかったら、次は洗濯機への『入れ方』です。正しい場所に、正しいタイミングで入れましょうね。
洗濯洗剤/柔軟剤を入れる場所
ほとんどの洗濯機には、以下のような洗濯洗剤・柔軟剤の専用投入口が設けられています。必ず指定の場所に入れましょう。
ジェルボール洗剤は投入口を無視して、洗濯槽に直接入れればOKです。



洗濯洗剤/柔軟剤を入れるタイミング
洗濯洗剤・柔軟剤は洗濯をスタートする前にすべて入れます。あとは洗濯機が必要なタイミングで自動で洗濯槽に投入してくれます。
洗濯機は、洗剤を『洗い』に、柔軟剤を『最後のすすぎ』に入れてくれます。
洗剤は繊維に残らないようにすることが大切で、柔軟剤は繊維にコーティングさせることが必要です。
よくある疑問Q&A

洗濯洗剤や柔軟剤について、気になる点を解説しますね。
洗濯洗剤/柔軟剤の種類Q&A
Q.洗剤と柔軟剤は違うの?
洗剤と柔軟剤は全くの別物です。
- 洗剤は洗浄工程で使い、衣類の汚れを落とすためのもの
- 柔軟剤は最後のすすぎで使い、衣類を柔らかくし、静電気を防止し、香りをつけるためのもの
Q.赤ちゃん用洗剤は使わないとダメ?
必須ではありません。
「洗剤は繊維に残らないことを前提に設計されているから新生児でも問題なく使える」という意見もあります。しかし洗濯が上手にできず洗剤が残る可能性もゼロではないため、心配な方は低刺激タイプを使うと安心できますよ。
洗剤に決まりはありませんが、新生児の間はなるべく大人とは別に洗濯することをおすすめします。大人の衣類には砂利や米粒など付着していることがあり、新生児の衣類に混入すると危険です。
Q.柔軟剤は入れないといけないの?
必ず使う必要はありません。柔軟剤なしでも洗濯はできます。
柔軟剤は衣類を柔らかくしたり、いい香りをつけたいときに使うオプションです。
赤ちゃんの衣類に使う場合は、柔軟剤なしにするか、刺激の弱いタイプを利用するようにしましょう。
洗濯洗剤/柔軟剤の量Q&A
Q.洗剤は計測せずに多めに入れてもいい?
洗剤は必ず規定量を守りましょう。洗濯洗剤を入れすぎてしまうと以下のよなデメリットがあります。
- 衣類に洗剤が残り肌に負担がかかる
- 洗剤残りでカビやニオイが発生しやすくなる
- 洗浄力が強すぎて衣類が痛む
Q.柔軟剤は多めに入れてもいい?
柔軟剤も必ず必要量を計測してください。柔軟剤も入れすぎると以下のようなデメリットがたくさんあります。
- 衣類に成分が残り肌に負担がかかる
- 吸水性や通気性が低下する
- 洗濯機内部に残留物が蓄積して洗濯機の故障に繋がる
Q.洗濯洗剤を入れすぎてしまったら?
洗濯洗剤を入れすぎると衣類に洗剤が残ってしまうなどデメリットがあるので、以下のような対処が必要です。
洗濯中に気が付いた
⇒投入した洗剤量に見合った水量になるよう水を追加する
すすぎの途中で気が付いた
⇒すすぎを1回追加するよう設定し直す
脱水途中や洗たく終了後に気が付いた
⇒もう一度すすぎと脱水を行う
Q.柔軟剤を入れすぎてしまったら?
柔軟剤も入れすぎるとデメリットが多くあるため、以下のような対処をしましょう。
洗濯中に気が付いた
⇒投入した柔軟剤量に見合った水量になるよう水を追加する
すすぎの途中で気が付いた
⇒投入した柔軟剤量に見合った水量になるよう水を追加する
脱水途中や洗たく終了後に気が付いた
⇒もう一度すすぎと脱水を柔軟剤なしで行う
Q.洗濯洗剤を入れ忘れたら?
水だけで洗濯をしても、衣類はある程度はきれいになります。もし汚れが少なく、気にならなければそのまま干しても問題はありません。
しっかりと洗いたい場合は、やはりもう一度はじめから洗剤を入れてやり直しましょう。
洗濯洗剤/柔軟剤の洗い方Q&A
Q.『すすぎ1回OK』の洗剤は、本当にすすぎ1回でいい?
『すすぎ1回OK』の洗剤は、すすぎ1回で問題ありません。泡切れがよく、1回すすぎでも十分に洗剤成分を落とせるように設計されています。衣類に洗剤のニオイが残っていると感じることもありますが、それは香料です。
どうしても不安がぬぐえない方は、すすぎを2回してもいいですし、水量を増やしてあげてもいいいでしょう。
まとめ

洗濯洗剤と柔軟剤について紹介させていただきました。
洗濯洗剤も柔軟剤洗剤も、使用量を守ることがとても大切です。
入れすぎたら家族の肌が荒れたり、衣類が痛んだり、さらに積み重なると洗濯機が故障するかもしれません。
少し面倒ではありますが、量をきちんと計測し、決められた場所に投入しましょう。
最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば深く考えずにできますよ。
パパが洗濯をマスターすれば、家族もハッピーになりますね!
この記事が、そんな第一歩になれたら嬉しいです。