基本的な洗濯物の干し方!初心者パパがやりがちな失敗ときれいにはやく乾かすコツ

洗濯物を干したけれど、ママの機嫌が悪い……。
なにかを間違えているのだろうけれど、なにを間違えているのかわからない……。
なんて困っていませんか?実は同じように悩むパパは多いんです。
我が家には、子供が産まれて家事を頑張りはじめ、何度もダメ出しをもらいながら成長したパパがいます。
この記事では、そんなパパと過ごしてきたからわかる洗濯物干しにおいて必要な以下の情報をお伝えします。
この記事で分かること
- 洗濯物の干し方の基本
- 早く乾かすコツ
- きれいに仕上げるためにすべきこと
- やりがちな洗濯物干しの失敗例
これらを知れば、ママが納得できる洗濯物干しができるはず!
家事に子育てに頑張りたいけれど空回りしているパパが、自信を持って洗濯物を干せるように応援します。
【洗濯の仕方】基本マニュアルは、こちらからご覧ください。
基本的な洗濯物の干し方(手順とポイント)

洗濯物の干し方は、以下の手順が基本です。
- 洗濯機から出す
- 干す場所に持っていく
- 種類ごとに分ける
- 順番に干していく
- 風遠しを良くする
- 取り込みまでを計画する
はじめに紹介したような失敗をしないために、干し方の基本を手順に沿って解説します。それぞれに注意するポイントを確認しながら学びましょう。
1.洗濯機から出す
洗濯機から出す際に、いちばん重要なことは時間を空けないことです!
洗濯槽内に洗濯物を入れたままにしておくと、雑菌が繁殖し、ニオイのもとになります。特に気温が高い時期は、すぐにニオイが発生します。洗濯機の稼働が終わったら、早急に干しましょう。
洗濯物を洗濯機からカゴへ移す際は、以下を注意すると良いでしょう。
●無理に引っ張らず、絡みをほどきながらひとつずつ丁寧に。
●洗濯槽内に取り残しがないかの確認も忘れずに。
●洗濯物を取り出したら、縦型洗濯機の蓋は開けたままにする。ドラム式洗濯機の蓋は閉めておく。
洗濯機の蓋は開けて洗濯槽内を乾燥させることで、槽内のカビ予防ができます。
ただしドラム式の場合は扉が開いていると子供がぶつかるなどの危険があるので、閉めておく方が良いでしょう(カビが心配な場合は、洗濯機の乾燥機能を活用します)。


2.干す場所に持っていく
洗濯カゴに移した洗濯物を、干す場所に持っていきます。
干す場所は「室内に干す」「室内で干して外に出す」「外で干す」など、各家庭によって異なるので、普段の通りに行いましょう。
●洗濯物を置く場所が汚れていないかの事前確認を。
●屋外のポールに直接衣類をかけるときは、ポールの拭き掃除をしてから。
3.種類ごとに分ける
洗濯物を干す前に、タオル、シャツ、ズボン、下着、小物など種類ごとに分けておきます。
分類しておくことで、種類ごとに同じ形のハンガーで続けて干すことができ、作業時間の短縮に繋がります。
●靴下は左右揃っているかの確認を。
4.順番に干していく
分類したものを、順番に干していきます。干す際の確認事項は以下です。
●タオルなど大きな物から進めると効率的。
●衣類の形を整え、シワを伸ばしながら。
●下着は見えないように工夫して。
●直射日光で色落ちする可能性がある濃い色の衣類は、日陰or室内へ。
干すときに衣類の形を整え、シワを伸ばす作業は、面倒なようですがとても大切なことです。
衣類の肩ラインとハンガーのラインは揃え、前開きの衣類は閉じて、着た時と同じ形になるよう整えます。全体を手で軽く引っ張って形を整えるだけで、乾いた後の仕上がりは大きく異なります。
手で伸ばせるシワは、できる限り伸ばしてあげましょう(以下セクションで詳しく解説します)。
また、下着は見えないように干すことがマナーです。目立たない場所に移動したり、他の洗濯物で隠したり、専用のグッズを使ったりすることで配慮できます。

(ただし、防犯のために男性下着をわざと目立つように干す場合もあります。)
5.風通しを良くする
干した洗濯物は、間隔を広げて風通しを良くすることを忘れないようにしましょう。
●洗濯物と洗濯物の間はこぶし1個分(約10cm)を空ける。
空気が流れる隙間を空けて干すことで、乾きが早くなります。
6.取り込みまでを計画する
洗濯物を屋外に干す場合は、取り込みまでを計画することも大切です。
●誰がいつ取り込むかを相談しておく。
●雨が降らないか天気予報を確認しておく。
●黄砂や花粉がひどい時間帯も意識する。
また洗濯物は取り込んで終わりではありません。乾いた洗濯物をたたんで収納するまでが一連の流れであることは、忘れずに意識しておきましょう。
早く乾かす干し方のコツ5つ
洗濯物を干すときに一番大切なことは、早く乾かすことです。
洗濯物を早く乾かすことで、家事全体の流れがスムーズに進むだけでなく、衣類のニオイ予防としても大きな効果をもたらします。
洗濯物はちょっとしたことで早く乾かすことができるので、すぐに実践できるコツを5つ紹介します。
- パンパンと振る
- お化け干しをする
- 裏返して干す
- アーチ干しを取り入れる
- サーキュレータなどで風を送る
それぞれのコツのやり方や効果を詳しく解説します。
①パンパンと振る
タオルを干す前には、「パンパン」と音がするくらい振ってください。パンパンと振ることで湿気が飛び、乾きにくいタオルの乾燥を早めることができます。

タオルは毎日たくさん使うもので、乾かないと家事の効率を大きく下げてしまいます。可能な限り早く乾かすよう努めましょう。
またタオルに空気をふくませることで、ふんわりとした肌触りになりますし、吸水力も上がります。メリットが大きいので、ぜひ取り入れていただきたい作業です。
他にもワイシャツや厚めのトレーナーなど形が崩れにくい衣類は、同じように振って乾きを早めるのがおすすめです。
②お化け干しをする
分厚いトレーナーや上着などは、両袖を別ハンガーにかけてお化けのポーズで干すことがおすすめです。

分厚い衣服は脇の部分が乾きにくいため、おばけ干しにすることで乾きがグッと早くなります。パーカーのフード部分も同じように干すと効果的です。
③裏返して干す
ズボンやジャケットなどは、裏返して干すと早く乾きます。

ポケットやチャックがあるものは布の重なり部分が多く乾きにくいです。裏返すことで空気が通りやすくなるので、必要に応じて裏返しましょう。
④アーチ干しを取り入れる
風通しを良くするために『アーチ干し』を意識しましょう。アーチ干しとは、真ん中が短く、両端が長いアーチ(弓なり)の状態で干す方法のことです。

アーチ状だと洗濯物間に空気が流れやすく、洗濯物の乾きが早くなるデータが出ています。
ピンチハンガーに干すときだけでなく、物干し竿に並べるときにも全体に適用しましょう。
⑤サーキュレーターなどで風を送る
室内で干す場合は、サーキュレーターなどで風を送ると早く乾かすことができます。

風は乾燥時間の短縮に大きく貢献します。サーキュレーターの電気代はそんなに高くないですし、ぜひご活用ください。
小さなお子様の手が届く場所で使う場合は、操作ロックをしたり、カバーをつけたり対策をしましょう。
きれいに仕上げるためにできること
面倒ではありますが、衣類の形を整えたり、シワを伸ばしたり、なるべく乾いた洗濯物がよりきれいに見えるように手間をかけてあげてください。
シワがあっても衣類は着れますが、着用時の清潔感に大きな差が出ます。家族には素敵なコーデを楽しんでもらいたいですよね。
以下の写真のように、濡れた状態なら手で伸ばしたり撫でたりするだけでとてもきれいな状態を作ることができます。ここまですればアイロンなしでそのまま着用することでき、最終的には時短に繋がるので頑張りましょう。


トレーナーの首もとや袖口は、手で立体的になるようになぞりましょう。特に首元は目に入りやすい場所であり、着た時の印象が大きく変わります。

女の子服によくあるレースなどは、指先で伸ばすことを忘れずに。レースがよれていたら、せっかくの可愛い服が台無しです。

全ての衣類にこだわっていたら時間が足りないので、着用時をイメージしながら目立つ場所のシワを伸ばしを行いましょう。お出かけ着だけに絞ってもよいかもしれません。
面倒ではありますが、家族を想いながらのシワ伸ばしは、家族への愛の表れです!丁寧に行うことをおすすめします。
初心者がやりがちな干し方の6つの失敗

最後に復習も兼ねて、初心者がやりがちな失敗例をご紹介しますね。
失敗例を知ることで、未然に失敗を防ぐことができます。また、意外と自分でも気が付かずにやっていることがあるかもしれません。ぜひ目を通してみてください。
①すぐに干さない
洗濯機の稼働が終わったのにすぐに干さず、洗濯機の中にしばらく放置してしまう人が多くいます。
洗濯物をすぐに干さないと、雑菌が繁殖してニオイのもとになります。

子供がぐずったりしてすぐにできないこともあるから、お互いできる範囲で気をつけようね。
②洗濯物を汚れているところに置く
洗濯物を干すとき、洗濯カゴから出して、うっかり汚れた机やカーペットの上に置いてしまうことがあります。
それに気が付かず、そのまま干しているなんてことも……。

子供がいる家は、ゴミや食べこぼしがたくさん落ちてるの。
生活が大変で掃除もままならないし、毎回気を付けてほしいな。
③シワのまま干している
衣類の形が崩れた状態で干していた、シワのまま干していたなんてこともよくあります。具体的には、以下のような事例があります。
- ハンガーと衣類の肩ラインが合っていない
- 衣服の折り目を無視して干している
- シワがのびていない
- 靴下の先が巻き込まれた状態になっている
適当に干すと、シワシワだったり、型崩れしていたり、清潔感のない洋服に仕上がります。

どんなに忙しくても清潔感はほしいし、できれば最低限のおしゃれも楽しみたいの。
④風通しが悪い
せっかく干した洗濯物ですが、風通しの悪い場所に干していた、密に詰めて空気が流れない状態だった、なんてことはないでしょうか。
洗濯物は風通しが悪い状態で干すと、乾くのに時間がかかるだけでなく、雑菌が繁殖して臭くなってしまします。

ニオイは目に見えないから、わかりにくいよね。
だからこそ!日頃から気を付けてほしいの。
⑤下着への配慮がない
洗濯物を丁寧に干しても、下着が丸見えなんてことも……。

家族しか見ない場所だったとしても、やっぱりなんだか恥ずかしくて……。
(防犯として男性下着をわざと目立つように干す家庭もあります。)
⑥干したら終わりになっている
洗濯物を干したけど雨に濡らしてしまった、取り込みが遅く乾いた洗濯物を湿気させてしまったなんて話もよく聞きますね。

せっかく洗濯してくれても、乾かす時間が伸びたら、他の家事に支障が出てきちゃう。
できる限り家事ははやく終わらせて、家族みんなで過ごす時間を大切にしよう!
基本的な洗濯物の干し方|ちょっとしたコツできれいにやはく乾かしましょう

洗ったあとの洗濯物は、早く乾かすことがとても大切です。予定通りに洗濯物が乾かないと、その後の場所と時間を大きく取ってしまうので、実は洗濯物干しは家事全体の中で重要なポイントです。
洗濯物を早く乾かすためには、基本的な干し方に、アーチ干しなどちょっとしたコツを加えるとよいです。
そのうえで、着用時がきれいになるように、形を整えシワを伸ばし、プラスの思いやりを添えることをおすすめします。
慣れてくれば無意識で機械的にシワを伸ばしたりできるようになるので、ぜひ頑張ってくださいね!応援しています。