基本的な洗濯物の干し方!初心者がやりがちな失敗ときれいにはやく乾かすコツ
洗濯物を干したけれど、ママの機嫌が悪い……。なにを間違えているのかわからない、なんて困っていませんか?
実は同じように悩むパパは多いんです。
我が家には、子供が産まれて家事を頑張りはじめ、何度もダメ出しをもらいながら成長したパパがいます。
この記事では、そんなパパを見てきたからわかる洗濯物干しにおいて必要な以下の情報をお伝えします。
- やりがちな洗濯物干しの失敗例
- 洗濯物の干し方の基本
- 誰でもすぐできる早く乾かすコツ
これらを知れば、ママが納得できる洗濯物干しができるはず!
家事に子育てに頑張りたいけれど空回りしているパパが、自信を持って洗濯物を干せるように応援します。
初心者がやりがちな干し方の5つの失敗

知ることで未然に失敗を防ぐことができるので、まず洗濯物干しの失敗例を確認しておきましょう。
①洗濯物を汚れているところに置く
洗濯物を干すとき、洗濯カゴから出して、うっかり汚れた机やカーペットの上に置いてしまうことがあります。
せっかく綺麗にした洗濯物に、埃や食べこぼしが付着してしまうのは残念です。
②シワのまま干している
衣類の形が崩れた状態で干していた、シワのまま干していたなんてこともよくあります。
< 具体例 >
- ハンガーと衣類の肩ラインが合っていない
- 衣服の折り目を無視して干している
- シワがのびていない
- 靴下の先が巻き込まれた状態になっている
干し方を誤ると、乾いたときの衣類の仕上がりが悪くなってしまいます。
③風通しが悪い
せっかく干した洗濯物ですが、風通しの悪い場所に干していた、密に詰めて空気が流れない状態だった、なんてことはないでしょうか。
洗濯物は風通しが悪い状態で干すと、乾くのに時間がかかるだけでなく、雑菌が繁殖して臭いが残りやすくなります。
④下着への配慮がない
洗濯物を丁寧に干しても、下着が丸見えだと残念でなりません。
(防犯として男性下着をわざと目立つように干す家庭もあります。)
⑤干したら終わりになっている
洗濯物を干したけど雨に濡らしてしまった、取り込みが遅く乾いた洗濯物を湿気させてしまったなんて話もよく聞きますね。
残念な事例を確認したら、次は正しい洗濯物の干し方を学びましょう!
基本的な洗濯物の干し方(手順とポイント)

洗濯物の干し方は、以下の手順が基本です。
洗濯物の干し方の手順
- 洗濯機から出す
- 干す場所に持っていく
- 種類ごとに分ける
- 順番に干していく
- 風遠しを良くする
- 取り込みまでを計画する
はじめに紹介したような失敗をしないために、干し方の基本を手順に沿って解説します。それぞれに注意するポイントを確認しながら学びましょう。
ただし、ご家庭によって干す場所や道具、ルールは異なりますので、こちらは一般的な流れとしてご一読ください。
1.洗濯機から出す
まずは洗濯物を洗濯機からカゴへ移しましょう。
●無理に引っ張らず、絡みをほどきながらひとつずつ丁寧に。
●洗濯槽内に取り残しがないかの確認も忘れずに。
●洗濯物を取り出したら、縦型洗濯機の蓋は開けたままにする。ドラム式洗濯機の蓋は閉めておく。


洗濯機の蓋は開けて洗濯槽内を乾燥させることで、槽内のカビ予防ができます。ただしドラム式の場合は扉が開いていると子供がぶつかるなどの危険があるので、閉めておく方が良いでしょう(カビが心配な場合は、洗濯機の乾燥機能を活用します)。
2.干す場所に持っていく
洗濯カゴに移した洗濯物を、干す場所に持っていきます。
干す場所は「室内に干す」「室内で干して外に出す」「外で干す」など、各家庭によって異なるので、普段の通りに行いましょう。
●洗濯物を置く場所が汚れていないかの事前確認を。
●屋外のポールに直接衣類をかけるときは、ポールの拭き掃除をしてから。
3.種類ごとに分ける
洗濯物を干す前に、タオル、シャツ、ズボン、下着、小物など種類ごとに分けておきます。
分類しておくことで、種類ごとに同じ形のハンガーで続けて干すことができ、作業時間の短縮に繋がります。
●靴下は左右揃っているかの確認を。
4.順番に干していく
分類したものを、順番に干していきます。
●タオルなど大きな物から進めると効率的。
●ハンガーと衣服の肩ラインは合わせて。
●衣類の形を整え、シワを伸ばしながら。
●ピンチハンガーは重さのバランスを均等に。
●直射日光で色落ちする可能性がある濃い色の衣類は、日陰or室内へ。
5.風通しを良くする
干した洗濯物は、間隔を広げて風通しを良くすることを忘れないようにしましょう。
風がしっかり通るように隙間を空けて干すことで、乾きが早くなります。
6.取り込みまでを計画する
洗濯物を屋外に干す場合は、そのあとの天気の確認をしましょう。
もし夕方に雨が降る場合は、「いつ」「だれが」室内に取り込むのかを家族で相談しておくことを忘れずに。
また洗濯物は取り込んで終わりではありません。乾いた洗濯物を畳んで仕舞うまでが一連の流れであることを意識しておきましょう。
早く乾かす干し方のコツ5つ
洗濯物を干すときに一番大切なことは、早く乾かすことです。
洗濯物を早く乾かすことで、家事全体の流れがスムーズに進むだけでなく、衣類のニオイ予防としても大きな効果をもたらします。
洗濯物はちょっとしたことで早く乾かすことができるので、すぐに実践できるコツを5つ紹介します。
きれいに早く乾かす干し方のコツ
- パンパンと振る
- お化け干しをする
- 裏返して干す
- アーチ干しを取り入れる
- サーキュレータなどで風を送る
それぞれのコツのやり方や効果を詳しく解説します。
①パンパンと振る

タオルを干す前には、「パンパン」と音がするくらい振ってください。パンパンと振ることで湿気が飛び、乾きにくいタオルの乾燥を早めることができます。
タオルは毎日たくさん使うもので、乾かないと家事の効率を大きく下げてしまいます。可能な限り早く乾かすよう努めましょう。
またタオルに空気をふくませることで、ふんわりとした肌触りになりますし、吸水力も上がります。メリットが大きいので、ぜひ取り入れていただきたい作業です。
他にもワイシャツや厚めのトレーナーなど形が崩れにくい衣類は、同じように振って乾きを早めるのがおすすめです。
②お化け干しをする

分厚いトレーナーや上着などは、両袖を別ハンガーにかけてお化けのポーズで干すことがおすすめです。
分厚い衣服は脇の部分が乾きにくいため、おばけ干しにすることで乾きがグッと早くなります。パーカーのフード部分も同じように干すと効果的です。
③裏返して干す

ズボンやジャケットなどは、裏返して干すと早く乾きます。
ポケットやチャックがあるものは布の重なり部分が多く乾きにくいです。裏返すことで空気が通りやすくなるので、必要に応じて裏返しましょう。
④アーチ干しを取り入れる

風通しを良くするために『アーチ干し』を意識しましょう。
アーチ干しとは、真ん中が短く、両端が長いアーチ(弓なり)の状態で干す方法のことです。アーチ状だと洗濯物間に空気が流れやすく、洗濯物の乾きが早くなるデータが出ています。
ピンチハンガーに干すときだけでなく、物干し竿に並べるときにも全体に適用しましょう。
⑤サーキュレーターなどで風を送る

室内で干す場合は、サーキュレーターなどで風を送ると早く乾かすことができます。
風は乾燥時間の短縮に大きく貢献します。サーキュレーターの電気代はそんなに高くないですし、ぜひご活用ください。
小さなお子様の手が届く場所で使う場合は、操作ロックをしたり、カバーをつけたり対策をしましょう。
忘れちゃいけない家庭のルールと家族への愛
あまり家事をしていなかったパパが洗濯物を干す場合は、家族への配慮を忘れないように気を付けましょう。
いつもの干し方に合わせる

家事は各家庭によってやり方やルールが異なります。基本的な干し方を学んだうえで、家庭に合わせた対応をしてくださいね。
ママは毎日の生活の中で、効率よく進めるやり方を常に模索しながら行っています。日頃からどこに干しているか、どのように干しているかを観察しておきましょう。
いつもの干し方に合わせることで、効率化アップだけでなく、パパに任せるママの気持ちも軽くなりますよ。
下着は見えないように工夫して

下着は見えないように干すことがマナーです。目立たない場所に移動したり、他の洗濯物で隠したり、専用のグッズを使ったりすることで配慮できます。当たり前のこととして忘れずに、普段から家庭で行っている方法で対応してくださいね。
ただし、防犯のために男性下着をわざと目立つように干す場合もあります。状況に合わせて対応しましょう。
ちょっとしたシワ伸ばしは家族への愛の表れ
干しながら、シワは手でのばしましょう。全体を手で軽く引っ張って形を整えるだけで、乾いた後の仕上がりは大きく異なります。
トレーナーの首もとや袖口、女の子服によくあるレースなどは指先でサッと撫でるなど、本当にちょっとしたことで十分な効果を得られます。


全てのシワを伸ばしていたら時間が足りないので、着用時をイメージしながら必要なシワ伸ばしを行いましょう。
シワがあっても衣類は着れますが、着用時の清潔感に大きな差が出ます。家族には素敵なコーデを楽しんでもらいたいですよね。面倒ではありますが、家族を想いながらのシワ伸ばしは、家族への愛の表れです!丁寧に行うことをおすすめします。
洗濯物の干し方は基本を知って家庭のルールに合わせることが大切!コツや配慮は忘れないで

洗ったあとの洗濯物は、早く乾かすことがとても大切です。予定通りに洗濯物が乾かないと、その後の場所と時間を大きく取ってしまうので、実は洗濯物干しは家事全体の中で重要なポイントです。
洗濯物を早く乾かすためには、基本的な干し方に、アーチ干しなどちょっとしたコツを加えるとよいです。
基礎を知った上で、家庭の干し方に合わせて、より効率よく洗濯物を干しましょう。
そして下着やシワなどに対する配慮を忘れずに。
小さな配慮が、ママのやり直しの作業時間とストレスを減らすことに繋がり、さらにはパパの評価もグッと上がるでしょう!