パパもよくわかる!赤ちゃんの基本のお世話を解説
妻が無事に出産を終え、病院や里帰り先から自宅へ帰ってくる日がついにやってきました。いよいよ、我が子との新生活のスタートです。
ママは昼夜を問わず授乳や抱っこに追われ、小さな命を守ることに必死。きっと疲れ果てていることでしょう。そんな中、パパにとっても初めての赤ちゃんのお世話は緊張するもの。「赤ちゃんのお世話って、いつ何をすればいいの?」「パパにできることって何があるの?」そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2児を育てるママである筆者が、パパが基本的な赤ちゃんのお世話を理解し、自信をもって関われるようサポートします。
この記事を読めば、
- 赤ちゃんの日中のお世話の基本がわかる
- 赤ちゃんと過ごす時間がより安心で楽しいものになる
一緒に、初めての育児を頑張っていきましょう!
授乳補助・ミルクをあげよう

赤ちゃんがお腹が空いたら、おっぱいやミルクをあげましょう。特に新生児期は、「おっぱいを飲む→寝る」の繰り返しです。
目安として、新生児の場合、母乳は1.5~3時間おき、ミルクは2~3時間おきに与えると言われていますが、時間にこだわりすぎず、赤ちゃんが欲しがったときにあげてOKです。
母乳は栄養バランスが良く、消化・吸収にも優れているため、赤ちゃんにとって理想的な食事とされています。完全母乳の場合、パパが直接授乳することはできませんが、授乳後のげっぷを手伝うことでサポートできます。
一方で、ミルクには「パパをはじめ、ママ以外の人も授乳できる」という大きなメリットがあります。近年は栄養面でも母乳に近づくよう改良が進んでおり、安心して利用できます。
パパが授乳を担当することで、次のようなメリットがあります。
- 赤ちゃんとの絆が深まる
- ママの負担軽減
- 夫婦のきずなが強まる
どちらを選ぶかは、それぞれのメリットやママの体調を考慮しながら、無理なく柔軟に決めていけるといいですね。
おむつ替えをしよう
新生児は1日に15回~20回もおしっこを、3回~10回うんちをします。濡れたおむつを放っておくと、赤ちゃんがおむつかぶれをしてしまうので、服を開けてこまめにチェックしましょう。

写真のように、おむつの中央の黄色い線が青色に変化したら、おむつ替えのサインです。新しいおむつを敷いたうえで汚れたおむつを開き、おしりふきで丁寧に優しく拭いてあげましょう。新しいおむつを付けた後は、おなかのギャザーや足の付け根のフリルが外側に出ているかチェックしましょう。
また、おむつには種類がいろいろあります。
- サイズ(新生児用、S、Ⅿ、L、BIG)
- 紙おむつ/布おむつ
- テープタイプ/パンツタイプ
赤ちゃんの成長や動きやすさに合わせて、適切な大きさや種類を選んでいきましょう。
沐浴(入浴)&保湿をしよう
赤ちゃんの清潔を保つために、毎日沐浴をしましょう。時間帯に決まりはありませんが、生活リズムを作るために毎日同じ時間帯に行うのがおすすめです。また、空腹時はぐずりやすく満腹時は吐き戻ししやすいため、授乳の前後1時間程度は避けましょう。
赤ちゃんの沐浴は意外と重労働。特に産後のママにとっては腰にかかる負担が大きいので、ここはパパの出番です!
初めの一か月は、ベビーバスや洗面所に38℃~39℃のお湯をはり、大人とは別に沐浴させます。1か月検診で医師から許可が出れば、大人と一緒の浴槽で入浴できます。

可能であれば、パパがお湯に入れ赤ちゃんを洗う係、ママが出た後の保湿を担当する係と、夫婦で分担するとスムーズに行えます。
また、沐浴後にあたふたしないように事前準備が大切です。
- バスタオル
- 赤ちゃんの着替え
- 新しいおむつ
- 保湿グッズ
等をリビングやお風呂場の近くにセットしてから沐浴を始めると、スムーズに進められますよ!
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服を着せよう(お着換え)
赤ちゃんを適切なタイミングで、着替えさせましょう。お着換えのタイミングは、以下のようなものがあります。
- 汗をかいたとき
- 吐き戻しして濡れてしまったとき
- 離乳食等で汚れてしまったとき
- おしっこやうんちが漏れたとき
特に低月齢の赤ちゃんは、着替えが必要なタイミングが多いです。肌着とウェアを各6枚程度用意すると便利です。適切なタイミングで着替えさせないと汗や汚れが肌荒れにつながってしまうので、服が汚れたり濡れたりしたらすぐに着替えさせましょう。

また、赤ちゃんの服の種類はたくさんあります。「何をどうやって着せればいいの~?!」と悩むパパもいるかもしれませんが、基本は 「肌着+ウェア」の組み合わせ でOKです。
赤ちゃんの服には、次のような種類があります。
肌着
- 短肌着
- 長肌着
- コンビ肌着
- ボディ肌着
ウェア
- ドレスオール
- ツーウェイオール
- ロンパース
- カバーオール
赤ちゃんの成長や季節に合わせて、快適な服を選んであげましょう。
爪を切ろう
赤ちゃんの爪が爪先より1mm以上伸びていたら、爪を切りましょう。爪が長いと、自分の顔を引っかいて傷つけてしまうことがあるため、こまめにチェックしてあげることが大切です。

写真のような赤ちゃん用爪切りばさみ、またはやすりで赤ちゃんの爪を整えましょう。
普通に起きている時だと、暴れたり泣かれたりしてうまく切れないことがあります。赤ちゃんが飲むのに集中している授乳時か、お昼寝している時に夫婦で協力して行うのがおすすめです。
爪の端から切り、最後に中心を切ると丸く仕上げることができます。赤ちゃんの皮膚を切ってしまわないよう、慎重にカットしましょうね。
抱っこ紐を活用しよう
抱っこ紐は、パパやママの両手が空く ので、とても便利です!
- 家事をしたいとき
- 寝かしつけのとき
- お出かけのとき
こんなシーンで活躍します。製品によって使用開始時期は異なりますが、新生児から使えるものもあります。赤ちゃんの成長や好みに合わせて選び、育児に取り入れましょう!
ここでは、代表的な3種類の抱っこ紐をご紹介します。
バックル式ベビーキャリア
バックル式ベビーキャリアは、新生児(約3.5kg)から3歳頃(約20kg)まで使用可能
で、成長に合わせてサイズ調整できるのが魅力です。
M字開脚をサポートし、赤ちゃんの正しい姿勢をキープします。加えて、パパやママの肩や腰への負担を軽減する設計もされています。
我が家も一人目からエルゴのバックル式ベビーキャリアを愛用しています。

ベビーラップ
ベビーラップは、新生児(生後2週間頃)~3歳頃まで使用可能で、赤ちゃんとの密着感を高めながら、パパママの負担を軽減できる便利な抱っこアイテムです。

フックや金具がなく、1枚の布を身体に巻くだけで装着できるシンプルな作りが特徴です。
ヒップシート
ヒップシートは、一般的に腰がすわってお座りができる6・7ヶ月頃から3歳頃まで使用可能です。
他の抱っこ紐と違い、短時間でサッと装着可能なので、短時間でサッと装着でき、抱っこと降ろしの繰り返しが多い場面に適しています。
我が家も二人目からヒップシートを導入しました。上の子の保育園送り迎えのときに、抱っこでまごまごしなくて済むので、重宝しています。

抱っこ紐は赤ちゃんの成長やパパやママの装着しやすさに合わせて選ぶことが大切です。合ったものを取り入れれば、育児の大きな味方になってくれます。
「どれを選べばいい?」と迷ったら、パパも試着してみるのがおすすめです。
無理なく使える抱っこ紐を見つけて、育児を快適にしましょう。
まとめ
赤ちゃんの育児の基本について解説しました。
こうして見てみると、授乳以外はパパもできることがたくさんありますよね。
初めての育児はママもパパも不安がいっぱい。でも、産後で疲れ切っているママにとって、パパが積極的に育児に参加してくれることは本当に心強いものです。
また、パパの育児参加にはメリットがたくさん!
✔ 夫婦の絆が深まる
✔ ママが休める時間ができる
✔ 赤ちゃんとの絆が深まる
例えば、パパがミルクを担当するだけでも、ママが休める時間が増え、赤ちゃんとのふれあいが増えるという素敵な効果もあります!

お互いに思いやりを持ち、協力しながら、赤ちゃんの健やかな成長を支えていきましょう。
これからも、パパでも無理なくできる育児のヒント を発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね!